支配型教育の限界

先日のこと、テレビを見ていてハッとしたことがあります。それが、「支配型教育の限界」と言うことです。 テレビで流れたのは、脱北兵の言葉でした。「祖国では全て決められていた。だからなにも考えず言われた通りやっていれば良かった。なのに、脱北したら自分で考えて行動することに戸惑った。」とのこと。 これ!これなのです。 実は、今持っている子達と数年前に持った子達が、まさに「決められた通りにやっていれば良く、自分で考えることをしてこなかった子達」なのです。 だから、どちらの子達も初対面の頃同じ言葉を口にしました。それが、「どうしたらいいですか?」です。いきなりそれを発するのです。よくよく見ていれば、自分で試行錯誤もせず、すぐに聞いてくるのです。 その状態で、高学年でした・・・。 不思議に思って、それまでの様子を聞くと、先生から言われた通りにさえしていれば良いという教育を受けてきていたのです。 全部決めちゃえば教師は楽です。従っているかいないかだけを見ていれば良いのですから。でも、我々が育んでいるのは、命令通りにしか動けないロボットじゃないのです。自ら考え、判断し、行動していける、心ある人間ですよね。 そのためには「手をかけ、目をかけ、心をかける」と言った段階的な関わり方が大切です。 低学年なら全部口だしても良いでしょう。だだし、口出すにしても、自ら判断できる方向に向け、出し方を段階的に変えていくことが大事です。 因みに、幼稚園ですら「困ったことがあったら、まず自分で工夫しよう。それでも…

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カッとなってしまいました

子供と話してたら、感情の起伏が激しい子がいきなり「もうやだ!」ってぶちギレて向こうへ行こうとしました。 自分の話に対しての行動かと思って「ちょっと待てゴラァ!!」って、その子の腕を掴んでこっちに来させて・・・。 「何突然ぶちギレてるんだ!」ってこっちもぶちギレました。 この時点でその子が「しまった!」って顔をして、それを見て私もお話しモードへトーンダウン。 聞けば自分達が決めたことに一部から文句を言われたのが気に入らなかったとのこと。その決めたことについて私が注文を出してたので、思い出してぶちギレたようです。 「でもね、文句が気に入らないからってぶちギレて文句を返してたら、やってること同じだよね」って言うと、涙ながらにウンウンってその子。 こういう子はトラブルも起こすけど、本当に立派な子。ハッとして、省みる力があるのだから。 頑張れ~!! さて、今回の件では、自分自身がカッとなってしまいました。ですが、職業病なのか「カッとなると、次の瞬間にめちゃくちゃ冷静になろうとしている自分」がいるのです。 そもそも、「怒るべからず叱るべし」みたいに自分でも思っているのですが、そうは言っても「怒るべき瞬間」はあると思うのです。 その名の通り「瞬間」ですよ。感情的にどなり散らしてずうっとやかましいだけってのとは違います。 その瞬間は、一体どんな時にやるべきと考えるかと言うと、相手をハッとさせるためだと思うのです。 何か言い訳にも聞こえちゃうけれど、その為なら有効な叱り方テクニックと…

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学ばせることより、学び方を学ばせる(宿題編)

かつて「ドラゴン桜」というドラマで、「無人島でお腹を空かせた子供がいる。目の前には釣り道具がある。どうする?」と問われ「私が魚を釣って食べさせてあげます」と答えたら、「だからお前はダメなんだ」なんて言われるシーンがありました。 これについて同僚と「その通りだ!」って話した事をよく覚えています。 釣って食べさせてあげている限り、いつまでたっても子供は、口を開けてエサを待つ雛鳥ですよね。 学習も同じ。 尻叩いてやらせても、せいぜい漢字と計算、暗記物程度位しか身に付きません。 漢字(ひらがな)学習は、学び方を教える第一歩です。これをいつまでも、「○という字を一行ずつ書きなさい」なんてやっていたら、学び方すらわからない子になります。 ただ、怖いのはそうやって「やらせている方が目先の点数が取れてしまう」と言うことです。 「先生に言われた通りの字を、言われたままに練習すれば漢字が覚えられる」なんて感覚を刷り込んでしまったら、後々悲惨です。そして、学ぶ楽しさを全く教えていないことにもなります。 漢字をやり始めたら、早いうちに、明日はここに書いてある字を出すよ~位にして、子供がそこに書いてある字を練習してくるようにするのです。 何回書くかなんて、子供が決めれば良いのです。それを繰り返すなかで、「漢字をかけるようになるための漢字練習」が身に付いていきます。 教師も、書き順を出したり、部首を出したり、意味を言って熟語を書かせたりすると、子供も予想して練習するようになりますね。これが…

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