無くならない障害への偏見

「障害」と書くのがダメで「障がい」と書きましょうという問題ではありません。
私の考えを先述しておくと、我が子に何らかの障害が疑われると言われたら、「あっそうなのですか!!ご指摘ありがとうございます。」と答え、すぐに受診の手続きを始めます。
これは、詭弁でも何でもありません。特別支援校に長年勤務して、障害受容や適切な教育は、開始が早ければ早いほど有効であることを知っているからです。(正し、適切な教育を受けるためにどの特別支援校に入れるかは吟味します)


さて、ここからが本題です。
障害に対しての差別・偏見は、根強く残っています。これは、法整備が進んでもあります。もちろん、障害者自身の勤務態度か悪く、クビになるようなケースは別です。障害があろうが無かろうが、頑張っている人が報われるべきですから、そうでないのなら、障害があろうが無かろうが、認められなくなるのは当然のことですから。

では、どういう偏見なのか?
学校現場で一番感じるのは、冒頭でも述べた、「障害があるかもしれない」と伝えたときに起こる偏見です。

「うちの子を馬鹿だというのか?」とか「障害者扱いするな!」とか「あんたが障害を決めつけて良いのか!」とかいった偏見です。

そして、こう言うことで怒った保護者が騒ぎ出すと、大抵の管理職は、担任に文句を言います。



保護者だけでなく、学校職員すら偏見を持っていることが少なくないのです。


まず、「障害者=馬鹿」と言う偏見。冗談じゃないです。障害者は、馬鹿ではありません!知的な障害があっても馬鹿ではありません。あえて言うのなら、障害もないのにそれがわからないような者の方が、馬鹿ではないでしょうか?

次に、「障害者扱いするな!」と言う偏見。何が問題なのでしょうか?

そして、「あんたが決めつけて良いのか!」と言う偏見というより、これは、言いがかり。誰も決めつけてなどいません。かもしれないと言っているだけです。それすら問題だと言うのなら、「風邪かもしれないから」「捻挫かも知れないから」「頭打って大変かもしれないから」等々、言ってはいけないことになりますよね。
「病気は言っても良くて、障害はダメだ」と言うのなら、その根拠は何でしょうか?それこそが偏見だと私は考えます。病気は手遅れになるからと言う人がいるかもしれません。でも、障害だって受容や適切な教育が遅れることで大きな問題に繋がりかねないのです。自分だけ回りと違うことを気にして、自ら命を絶つケースや、犯罪を起こしてから、精神鑑定が入り責任能力無しと判断されるケースなど正にそれです。二次障害三次障害です。小さな頃から障害を受け入れ、小さな頃から適切な教育を受けていれば、こんな結果にはならなかっただろうにといつも思います。

そして何より憤りを感じるのが、保護者クレームに乗っかって、伝えた教師を責め立てる管理職の偏見です。事無かれ主義です。

差別解消法も施行されています。障害の疑いも、病気の疑いも、同じように「気が付いたらすぐに言える世の中」になってほしいと切に願います。

この記事へのコメント

  • 難しいですね。

    もし我が子のことを
    “お子さんは発達障害かも”
    って言われたら果たして自分はどう感じるんだろうと考えました。

    やっぱり狼狽えてしまいそうです。
    担任の先生を責めるのはあまり想像出来ませんが、自分を責めてしまいそう。
    こういう風に思うこともやはり偏見なのでしょうね。

    親ってこどもがいくつになっても
    自分の子育ては間違っていないか
    これで良いのだろうか
    と悩むものだと思います。

    最初は受け入れることが出来ないかもしれません。
    信じたくないかも。
    その時にどんな行動に出るかは人それぞれですが。

    最終的にその判断のおかげで
    ある意味勇気を持って教えて頂いたおかげで自分のこどもが不幸にならないのであれば
    教えてもらえるってほんとにありがたいことですね。

    かたい頭を柔らかく
    人の厚意を素直に受け入れられる親でありたいと思いました。
    未熟者ですが。


    志の高い先生が叩かれ
    長い物に巻かれるのを良しとしてしまうのは…
    残念ですね。

    2017年02月19日 21:09
  • 管理人

    ありがとうございます。

    自分を責めるかも知れないとの思い、よくわかります。その姿勢こそが、「省みる」と言うことだと思います。

    教師も親も、何が正しいかを求めて、試行錯誤の日々だと思います。だから、教師も親も、自分を省みることができるかどうかって、すごく大事なのではないでしょうか。

    省みる事無く決めつけてかかる姿勢こそ危険です。

    そして、教師も親もそのような姿勢だと、大抵行き詰まったり、誰かのせいにして誰かを責め立てたりしてます。逆に、省みる姿勢があるのなら教師も親も、そして子供も、良い人間関係が築けているように思います。
    2017年02月19日 22:13