支配型教育の限界

先日のこと、テレビを見ていてハッとしたことがあります。それが、「支配型教育の限界」と言うことです。 テレビで流れたのは、脱北兵の言葉でした。「祖国では全て決められていた。だからなにも考えず言われた通りやっていれば良かった。なのに、脱北したら自分で考えて行動することに戸惑った。」とのこと。 これ!これなのです。 実は、今持っている子達と数年前に持った子達が、まさに「決められた通りにやっていれば良く、自分で考えることをしてこなかった子達」なのです。 だから、どちらの子達も初対面の頃同じ言葉を口にしました。それが、「どうしたらいいですか?」です。いきなりそれを発するのです。よくよく見ていれば、自分で試行錯誤もせず、すぐに聞いてくるのです。 その状態で、高学年でした・・・。 不思議に思って、それまでの様子を聞くと、先生から言われた通りにさえしていれば良いという教育を受けてきていたのです。 全部決めちゃえば教師は楽です。従っているかいないかだけを見ていれば良いのですから。でも、我々が育んでいるのは、命令通りにしか動けないロボットじゃないのです。自ら考え、判断し、行動していける、心ある人間ですよね。 そのためには「手をかけ、目をかけ、心をかける」と言った段階的な関わり方が大切です。 低学年なら全部口だしても良いでしょう。だだし、口出すにしても、自ら判断できる方向に向け、出し方を段階的に変えていくことが大事です。 因みに、幼稚園ですら「困ったことがあったら、まず自分で工夫しよう。それでも…

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子供がテストを持ち帰りました。どこを見ますし?

小学校でもテストを度々行います。私はその日のうちに返すようにしています。間違えを直すのは、早い方が印象に残るからです。すぐに返して、見直しをして、保護者に見せてサインやらコメントやらをもらって、また学校に持ってくることにしています。 さて、遅かれ早かれ、子供がテストを持ち帰る時がありますが、保護者の皆さんは、そのテストをどのように見ていますか? 子供達が再度持ってきたテストを見ると、子供のやる気に、親の関わりがいかに大切かがわかるのです。 それは、「前向きな子供達の保護者は、努力を褒めている」と言うことです。 点数だけ褒めてもらっている子は、ともすればカンニングをするようになっています。 褒め方って、子育ての大切な栄養源です。子育て上手な親は、褒め上手です。

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愛情で育まれるのは人間性、甘やかしで育まれるのは我が儘

食育だの言わなくても、「食」って、人間関係作りにも関係する大切なことと、常々思っています。 この事について、改めて思いしった話です。 郊外学習でのこと。食事もする関係で、アレルギーに関わる調査をしました。すると、「嫌いだから食べられない」と、別メニューを希望する家が・・・。 その担任、「冗談じゃない」と憤りつつ、そんな文言が来ちゃったものだから先方業者へ相談を・・・。 客商売の業者さん、そんな相談を受けたら、対応しますよね。 で、結局その子も、アレルギーの子同様に、別メニューを食すことになりました。 が、結局、別メニューも「嫌い」との理由で、手をつけませんでした。 多分、家では当たり前の光景なのでしょうね。「嫌いだから」は、残しても良い正当な理由として幼い頃から育てられてきたのでしょう。 冗談じゃないですね。人の手間、心、全部踏みにじっている。 結局、空腹で苦しむその子。家だったら、他のもので満たされるのでしょう。 これは、愛情でしょうか?これを愛情だと言うのなら、勘違いも甚だしいでしょう。 結局、空腹で苦しむのは本人ですよね。嫌いだから食べられない子は、人付き合いでも嫌いだから関われないになります!! それが多ければ多い程、すぐ嫌いになって、関われないになります。 食なら空腹、人付き合いなら孤立です。 そうならしめることか、愛情なのでしょうか? ましてや、嫌い程度の壁を乗り越えられませんから、不登校にも、引きこもりにもなりやすい。 現に、不登校傾向の子の全部と…

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